縁起強迫について1

縁起強迫について1

縁起強迫①

 

縁起強迫とは「○○をしてしまうと不幸になる。不幸を防ぐための儀式をせねばならない」といったように、非科学的で迷信的な考えが頭に浮かび、強い不安を感じます。このような迷信や非科学的な考えは、専門用語では魔術的思考(Magical thinking)といいます。不幸が起きるのを防ぐための儀式や中和行為(良い数を数える)をしなければいけないという責任を感じすぎてしまっています。儀式行為は、参拝する、祈るなどの宗教的な儀式に関するような行為であることもありますが、宗教的な儀式とは全く関係ない、独特なルールであることもあります(例: 道路のシミを踏まないようにする、特定の印や看板をみつける)。子どもの頃に流行っていた「迷信遊び」のようなものが尾を引いている場合もあります。