縁起強迫2

縁起強迫2

縁起強迫②: 良くある症状

 

今回のブログでは、縁起強迫の人の良くあるパターンについて、その模擬症例を紹介します。

 

■4や9が怖いAさん

Aさんは、「4や9といった数字を見たり、触ったりしてしまうと、家族や友人に不幸が起きるのではないか」という迷信にとらわれており、そのような数字を避けながら生活していました。例えば、4や9が書かれた車のナンバープレートが目に入ってしまうと「何か不幸なことが起こる」と思い込み、それらの数字に怯えながら日々生活していました。4や9の数字を見てしまった場合は、その日のうちに7が書いてある車のナンバープレートを探さなければならないという独特の儀式をしていました。さらに、友人や家族にメールを送る際にも、4や9といった数字がメールの文章に含まれていないか何度も確認してしまいます。万が一、4や9の数字が含まれた文章のメールを送ってしまうと、送信相手に大きな不幸が訪れると思い込みにとらわれていたので、いつも不安になりながらメールを送っていました。

また、4や9といった数字を「汚い」と感じるようにもなり、そのような数字を触れた後に、手を洗ってしまう洗浄強迫の症状もでるようになってしまいました。

 

■祈るのが止められないBさん

Bさんは、他人への怒りや不満、あるいは卑猥な考えが頭に浮かぶと、「こんな不道徳なことを考えてしまった自分はきっと罰があたる」と思いこんでしまっていました。このような不道徳な考えによる罪を中和するため、心のなかで謝罪したり、神様にお祈りしたり、神社を参拝したりするなどの道徳的な行為を繰り返していました。

また道を歩いている時に、このような不道徳なことを考えてしまうと、もう一度道を引き換えして、今度は不道徳なことをあえて考えないように過剰にコントロールしながら、同じ道を歩き直さなければならないという儀式していました。他にも、不道徳な考えが浮かぶたびに、同じ行動をやり直してしまうことがありました。

 

■独特な儀式が止められないCさん

Cさんは、自分でもおかしいと思っていても、迷信に従って行動してしまい、それを止めることができません。例えば、「救急車の音が聞こえたら、親指を隠さなくてはならない」、「カラスと目を合わせたら、祈らないといけない」といった迷信に従って行動してしまいます。このような迷信に従わないと、自分のせいで、家族に不幸が訪れてしまうという考えにとらわれていました。