人生の目的を知ること

人生の目的を知ること

「人生の目的を知る」
~上手く行かない状況が、生きる目的を教えてくれる~

ひょんなことから、あなたが無人島で生活することになったと、想像してください。

生きていくためには、食料が必要です。海から魚を釣り上げる必要から、魚釣りの技術は段々と上達していくでしょう。また森で食べれる食物はいつの時期に、どの場所で取れるかが、次第に分かってくるでしょう。さらに調理するための、火のおこし方も慣れてくるでしょう。
また雨風をしのぐためには、住むための場所が必要です。木材で家を作るのが上手くなったり、丸太で船を作るようになるかもしれません。

あなたは普段料理をするでしょうか?
普段から料理をする人は、キャベツの千切りも細かく切ったり、お味噌汁も普通に作れるでしょう。
逆に、普段から食事が出されて自分で料理したことがない人は、料理する時に、どのように調理していいのか戸惑ってします。

最初は能力がなくても、それが発揮される場があれば、次第に能力が伸びていきます。
なぜなら何度も行うことで、色々な発見があったり、上手くいくコツをつかめるからです。
能力はそれを発揮する環境におかれて、初めて芽生えて行きます。
元からの才能を備えていても、それを発揮する場がなければ、その能力は伸びることはありません。

古来から『人はなぜ生きるのか』という、根源的なテーマがあります。
普段から生きている意味を自覚して、『自分は~~のために生きている』という思いを胸に、生きている人もいることでしょう。

一方で「なんで生きてるのだろうか?」「生きている意味がわからない。早く消えてしまいたい」という人もいます。人は意味のないことを行うのに、苦痛を感じます。生きている意味が分からない時は、むなしさを感じることでしょう。
そのような人でも『自分は~~のために生きているだ』『これからは~~を大切にして生きて行こう』と思った時、目には光を取り戻し、生き生きとして、内側から溢れてくるエネルギーを感じられることでしょう。
それほど、今回の人生を何のために生きるのか、という問題は重要です。

体の症状は、2次的なものとして表れます。
本来の自分としての生き方をしていない、というメッセージです。
自分が望まないことをずっと続けていれば、エネルギーが低下し、具合が悪くなっていきます。
何か原因があるからこそ、症状が出現するのです。

その症状は、何が原因となっているのでしょうか?
本当に自分が望む生き方と、現在の生き方は何がズレているのでしょうか?
それに気づき、解消したとき、症状が消失していくことも多いです。

人には、それぞれの人の『人生のテーマ』が存在していると思います。
それは、その人が今回の人生の中で、手に入れたいものです。
最初は手にはしていないけれど、将来的に手にしたら感動するものです。
最初から手にしているものは、あって当たり前だと感じられるため、今回の『人生のテーマ』ではないでしょう。

その人の『人生のテーマ』を見つけるために、今までの人生を振り返ってもらいました。
人生の中で、繰り返し表れる上手くいかないパターンは、その人の人生のテーマを示唆しています。

例えば…
人になかなか自分の考え、想いを伝えられない人は、自分の考え、気持ちを素直に表現することがテーマの1つかもしれません。
周りの人から大切にさせなかった人は、自分の価値を他人から決めてもらうのではなく、自分の価値は自分で決めることがテーマの1つかもしれません。
人から裏切られることが多い人は、人としっかりとした信頼関係を気づくことが、テーマの1つかもしれません。

簡単に手にできるものは、手に入れても感動は薄いです。
なかなか手に入らないものだからこそ、それを手にいれた時の感動はひとしおです。

その人が本当に手にいれたいもの… それについて考えてもらいました。