あなたはいまどんな世界にいますか?

あなたはいまどんな世界にいますか?

「あなたは今、どんな世界にいますか?」
~あなたのいる世界は、あなたが作り出しています~

今回は自分が体験した出来事に関して、様々な視点から物事を捉えていく、ということを行いました。

ある程度の回数を参加されている方だと、「ああ、前にも似たようなことやったね」とおっしゃいます。

過去に体験した出来事で、よく思い出してもらうことを取り扱っていきました。

例えば、昔友だちに言われた一言が気になって、その場面を思い出してしまう。
例えば、受験に失敗して、合格発表の掲示板を見ながら呆然としていたシーンを、時々思い出してしまう。

時々、ネガティブな感情と共に、よみがえってくる過去の体験というものは、どんな意味があるのでしょうか?
それは、その人にとって、まだ十分消化できていない出来事ということです。

それを、今回は様々な視点から体験してもらいました。

自分の視点、相手の視点、観察者の視点…

それぞれの立場を順に体験していくと、当時は気づかなかった事を思い出させてくれます。
そして、相手の考えや気持ちがわかったり、客観的にその出来事を捉えると、どのように見えたりするのかなどを体験してもらいました。

嫌な記憶というものは、たいてい自分一人の視点からだけで、捉えられています。
相手がどうしてそのような態度を取ったのか、その気持ちの裏にあるものが見えてくると、捉え方も変わって来ます。

それにおまけして、ここ最近やっていたアサーションも組み合わせて行いました。
自分の立場に立ったとき、相手に思ったことを伝えていったのです。
言葉を言ったときの自分の姿勢も重要なので、3回同じ事を言葉で伝えてもらいました。

1回目よりも2回目、2回目よりも3回目の方が、はっきりと、しっかりとした態度で伝えられます。

当時言えなかった言葉を伝えることにより、「私は、自分の思っていることをちゃんと伝える人間なんだ」「自分の気持ちを大事にして、行動できる人間なんだ」と自己認識が変わっていきます。

色々な視点に立って、思ったことを言葉で伝えることにより、止まっていた時間が再び動き始めます。
今まで思い出したくない嫌な出来事だったのが、もう終わった過去のこと、になっていくのです。

でも、これって不思議なことだと思いませんか?

過去に起こった出来事が変わった訳でもありません。
現実に、相手が何か言ってきた訳でもありません。

つまり、どんな出来事であっても、どんな意味をつけるかは自分次第なのです。

これはとても重要なことです。
つまり自分の人生にもっとも影響を与えるのは、自分自身ということになります。

周りの人との関係に不満があっても、その気持ちを一番解き放つことができるのは自分自身であるということです。

その真実に気づいたとき、自分の人生の見え方が違ってくることでしょう。
そう、あなたの人生の主人公はあなたなのです。
人生の中で起こった、様々な意味をつけるのも自由です。

親や家族は親しい人の犠牲者と捉えることも、自分の力で何でも変えていける、という自己効力感を持つのも自由なのです。

あなたはあなたの人生の主人公であることに気づいてください。
そのことに気づいた時、世界の見え方が変わっていくことでしょう。
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