支持率100%めざしてませんか?

支持率100%めざしてませんか?

「支持率100%を目指していませんか?」

~この世は様々な人が存在する世界なのです~

今回は普段の自分とは、違う立場を想像してもらいました。

あなたがこの国の総理大臣だと想像してみてください。

あなたは支持率が何%以上なら、あなたの政権が支持されていると感じるでしょうか?

支持率50%かもしれないし、60%かもしれませんね。

最近の数字では60%も出れば、かなり指示されていると捉えてもいいのかもしれません。

支持率が高すぎるのも問題だと言えます。

この地上で、支持率90%以上を超える国はどこでしょうか?

実在する国でも、そういう国は存在します。

それだけ支持率が高いということは、それ以外の考え方は排除しているから、とも言えます。

いわゆる言論統制が行われており、政権に都合が悪い考えを取り締まっているからです。

日本である割合以上の支持率が出ないことは、多様な意見を認めている証拠でもあります。

色々な考え方が許されている、とも言えるでしょう。

もしあなたが総理大臣であれば、一定の反対意見があることも当然なことです。

世の中には色々な意見があるし、反対意見がでるのも当たり前のことだからです。

もし、政策に対して支持されている政策だけを実施すれば、国は窮地に立たされるでしょう。

長期的に見て国の将来に役立つ政策は、痛みを伴うものもあるからです。

(例えば消費税の増税など)

大事な政策であれば、国民に納得してもらえるよう、丁寧に訴えかけていくことも必要です。

ではこれを自分の周りの世界に当てはめるとどうでしょうか?

「できるだけ皆に好かれたいな」「人から嫌われたくない」、そんな風に思ってしまう人もいます。

そう思っているから、相手によって、態度をコロコロ変えたりもします。

それを『八方美人』と言います。

これを内閣支持率に当てはめると、支持率100%を目指すのと同じことだと言えます。

冷静に考えれば、全ての国民全員がある考え方に賛同することはありえない訳です。

しかし、身近な人間関係においては、できるだけ多くの人から好かれようとして、相手が望む対応をしたりします。それが悪い訳ではありませんが、それをやり過ぎると、自分の意見よりも他人の意見を優先することにもなります。

自分が大切に思っていることは、相手にわかってもらえるように説明はするけれど、考え方も違う人間だからわかってもらえなくてもそれはしょうがない。

そのように考えられたら、気持ちも楽かもしれません。

何か批判されたり、意見が違ったとしても、それをどう捉えれば楽になるのでしょうか?

「私がダメな人間だから、そういう態度を取るんだ」などと考えると落ち込んでしまいます。

 相手は自分の性格、存在を否定された…そのような受け止め方です。

「あの人の考え方は、私の考え方とは違うんだ」と、考え方の内容が違うだけ、というように捉えれば少し冷静でいられるでしょう。

今回は、このように自分が総理大臣になったとして、客観的な視点を取ってもらいました。

そして、今度はそれを現実の人間関係に適応して、考えてもらいました。

現実の人間関係とは、自分に好意を持ってくれる人もいれば、普通の人もいるし、少し批判的な人もいる。

そんな事実に冷静になって気づいてもらいました。

全ての人に好かれるのは、支持率100%を求めること。

人間関係でどこまで相手に求めるのか…

そんなことについて色々話し合ってもらいました。

全ての人から好かれたいという幻想から抜け出し、現実を見つめられるようになった時、少し気持ちが楽になるのかもしれませんね。