集団認知行動療法:納得できる決断をすること

集団認知行動療法:納得できる決断をすること

3月30日の集団CBT

 

「納得できる決断をする」

 

何か物事を決断する時、あなたは何を基準にして決めますか?

 

人は物事を頭で考えて、決断を下すことが多いようです。

「当然~すべきだ」「そうあるのが当然だ」など、縛られた価値観にがんじがらめになっていると、本当はしたくもない決断を下すこともあるでしょう。

 

では、どうすればいいのでしょうか?

それが納得できる決断かどうかは、自分に尋ねてみるといいでしょう。

今その決断をしようと考えたとき、何か身体の中にもやもやした感覚や、何か引っかかりがあるなら、

あなた自身が葛藤を抱えているということです。

 

本当にいい決断というのは、その決断をしたと想像したときに、心からスッキリしたり、その決断をしたことが嬉しくなってしまうのが、いい決断です。

 

では、どうすればいいのでしょうか?

 

まずは、いったん頭で考えることを止め、気になることを考えた時に起こる、身体の感覚や、感情に意識を向けます。

 

そして、その感覚と共にいて、しばらくして湧き上がってくるイメージや、考え、などがやってくるのをただ受け取ります。

そして、さらにこの状況から楽になるためには、どう考えたり、どう行動すればいいのか、というのを問いかけると、自然と答えが沸き起こってきます。

 

このように答えを人に求めるのではなく、自分の内面に問いかけて、そこから伝わってくるメッセージは

「ああ、確かにそうだな」と、不思議と納得できるものです。

 

問題を解決する時に、人からの意見を参考にするのはいいですが、本当にいい決断というのは自分の内面からやってくるものです。

 

最初は上手くできなくても、何度か自分に問いかける習慣を持っている人は、少しずつ自分がどうしたいのかに気付いていけるようになります。

もう少し、自分の持っている力に気付くと、そこから自信を感じられるようになるでしょう。