当院は千葉市医師会会員。精神神経学会専門医・精神保健指定医・日本小児精神神経学会会員・医学博士の院長が毎日診療しております。JR千葉駅、京成千葉駅 徒歩3分<精神科、心療内科、思春期精神科>
催眠療法について
催眠療法導入については、心理検査及び数回のカウンセリングを実施した後、見立てを行った上で導入の検討させて頂きます。 そのため、見立ての結果次第では、別の心理療法をご案内させて頂いたり、或いはカウンセリングをしながら、実施時期を検討させて頂く場合があります。
私たちは普段、自分の頭で考え、いろいろな事を決断していると思うかもしれません。 心理学では実は、普段意識できることはごく一部で、人の言動の多くは無意識の影響を思った以上に強く受けています。
よく、「頭ではわかっているけれど、気持ちがもやもやして」と、意識で考えることと、無意識の反応は異なっていたりもします。 より感覚的な部分(例えば、嫌な感じがする。もやもやする)などが、無意識のメッセージを伝えていると言えます。 理想の状態になりたいと思っても、どこかで自分には無理だ、と思っている方もいます。 そのような方には、その人が望むイメージをお聞きして、催眠の中で、理想の状態を無意識に伝えていくことをします。そうすることによって、それが将来達成可能だという感覚を持てたりします。
またなぜ今、困っている症状がでているのか、催眠状態によって、お聞きすることもあります。催眠状態とはリラックスした状態であり、ぼーっとしている時や、眠りにつく前、あるいは物事に集中している時に入っています。 その問題を解決するには、どうすればいいか、催眠状態の時に、無意識から解決の方法を教えてもらいます。 そのような答えには、頭で考えた時には思いつかなかったけれど、答えを聞くと納得するもので、たびたび感心させられます。
また、過去の出来事をネガティブにとらえていた場合には、催眠状態に入り、起こった出来事の意味を、その人にとって役立つような意味に捉えなおすような暗示を行ったりもします。 催眠は体験される方の反応を見ながら、行わせていただきますので、正直どんな反応が起こるかはわかりません。 ただ、催眠で起こる反応はすべて意味がありますので、どんな反応が起きても、それを利用して、いい状態につなげていくことは可能だと思います。